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2009年6月

2009年6月19日 (金)

ロックの連中が細い訳

水曜日、レコーディング以外では実に何年ぶりかにエレキギターを弾いて来ました。

El Gauchoで熱い夢を抱きながらウェイターとして働く若いミュージシャン、ライアンとジャスティンは二人とも気合いの入ったロックドラマーです。
以前から彼らに一緒にジャムしてくれと頼まれ、金まで出すと言われいよいよ断れなくなったので二人が借りる練習スタジオに行って来ました。

倉庫街に有るスタジオの中に入った瞬間もう何十年も忘れてた練習スタジオのニオイと雰囲気、アドレナリンが動き出しました!
二人のゴリゴリに組上げられたこれぞロック!まるでジャングルジムの様な二台のドラムキット、そしてこれ又何年も触れて来なかった天高くそびえ立つギターアンプとベースアンプ。アドレナリンが、、、さらに足下にはおびただしい数のペダルが、「そのペダルを使って、ガツンとやってくれ!」
どうだ、結構そろってるだろ?と云わんばかりにライアンが軽くウィンクしている、で足下をボーゼンと眺めていても始まらないので「今回は良いよ!」とペダルを回避しアンプにギターを直結しました。

立ってギターを弾くのも久しぶり、耳栓をして連中に「適当にグルーヴしてくれ!」と言うとジャスティンがスティックでフォーカウント、その次の瞬間ドヒャ〜〜〜ッ!タテノリツインドラムの津波、アドレナリンが一気に沸騰状態!

ドラム二台にギターと云う組み合わせ、これが結構楽しくサウナ状態の中2時間もブッ通しました。
特にライアンはプログレロックバンドで叩いているので変拍子好き、5拍子や7拍子のヘヴィーロック!楽しかったです。

アドレナリンも干上がり、汗だくの3人。
20代二人と久々にロックした40代オヤジがふと思った事は、コイツらEl Gauchoで肉ばっか食ってるくせに引き締まった体してやがる、、、、、この運動量、なるほどロックやるヤツらに中性脂肪という言葉は存在しないんだな、、、と。

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2009年6月15日 (月)

0を感じるとは

数学は得意では有りませんが、嫌いでは有りません。

音楽における時間は数字。全ての拍子は2か3の組み合わせで感じ取れます。
曲が始まったら時間の流れも始まり、テンポに忠実だろうがルバートで自由に演奏しようが2か3です。
5、7、9、11、、、、17等々色々有ります、が結局は2か3。
4半や5半といった中近東の方の発想も有りますが、4+1/2+4+1/2=9拍子。
9も2か3です。

しかし全ては当たり前ですが単純に1で、1が曲の初めから終りまで続く。
ではゼロとは、、、0は始まりか終りか?
思うにその両方。始まりであり終りじゃないかと、曲が始まる直前まではゼロ、始まったその瞬間からもう1。

という事は音楽を弾いたり、聴いたり、感じたりする事の無い時間がゼロ!要するにゼロを感じるって難しい、、、
無に成ろうと森や公園を歩いても風や木など自然界の音、ガキどもの遊ぶ声、結局それらのリズムを感じてしまいます。

2の上で5や7を感じ取るなど、もの凄く高度に細分化したインドの音楽家達。
そのインドの連中が0を発見したと聞きます。
インドでは数学、哲学そして音楽の区別があまり無いそうですが、実に理にかなっている様な気がします。
音楽を愛するが故、深みにハマればハマる程、ゼロが必要だったのかも?

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2009年6月12日 (金)

千鳥飛行

毎年、庭の壁にビッシリとへばり付くアイビーが実をつけるこの時期、窓ガラスに突如何かがぶち当たります。しかもその鈍い音、何度聞いても驚かされます。

この実を食う為集まる無数の鳥達。
恐らく日本には居ない種で、鳥の中では結構地味な連中でしょう。
連中が一斉に飛び立つその時、超自然現象は起きます。飛び立った中の1〜2羽が何と窓ガラスにぶち当たるんです。
あまりに凄い音がした時があり、庭に出てみると仰向けで気絶してるヤツが居ました。しばらくしたら復活して飛び立って行きましたが、何だこいつら?!とあっけに取られます。

実は元来ヨーロッパにしか存在しなかったこのアイビー、その実を鳥達が食うと人間で言うアルコールの様な毒が鳥の体の中で精製されるそうです。
それにしてもヤツら腹が減ってこの実を食いに来てるんだろうか?

戦後間もなく日本には目つぶし焼酎なるモノが出回ったそうです。
ただそれでも人々は酔っぱらう為、その安い焼酎に手を出したとか、、、あぁ鳥達よ!お前らもか?

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2009年6月10日 (水)

長編 「水の流れ」

生徒が座る真横に30ガロン(約120リッター)の水槽が有ります。
「トシ、この中何が居るんだ?」と彼らから良く聞かれました。
ガラスは緑色で覆われ、中は想像の世界。

友人でギタリストのトモさんが家のほぼ倍の水槽(と言うより浴槽)を手に入れた時、あぁ、水槽を掃除しなきゃ、、、と思いつつも怠慢してた所、占いが得意な方にこんな事を言われました。
水槽の手入れをしないと運が悪くなる、かみさんとの事も彼女が魚座で魚を粗末にしたせいだ、、、
占いなど一切信用せず、迷信などには全く影響されない人生を送ってる私は早速、水槽のコケ取り作業に取りかかりました。

さすがに一年以上熟成させた水槽は手応えが有ります。
ガラス面のコケを取り除き、久しぶりに水槽の中を観てビックリ。
プランクトンでも食っていたのか、別れ話の原因かもしれない魚達は意外にも元気、エビなど記憶では5〜6匹入れただけなのに数えきれないまでの家族構成に成っていました。

ここから先は最先端技術の話に移行します。
実はこの水槽、ハイテック水槽で魚というより水草生育用にチューンナップされてます。
例えばCO2タンクがPHメーターと連動し常にペーハーが一定に保たれてるなど、、、
しかしハイテックも怠慢人間の下ではコケジャングルと化します。

水換え、フィルターの掃除、CO2ガスの充填、電気周り、水草のトリミング等々一応見栄えは戻ったのですが、不幸にも藍藻と呼ばれヘドロの様に草や底砂にへばりつくヤツがメインのコケだったらしく、こいつは取っても取っても3日後にはもう涙腺が弱る程の復活劇を見せてくれました。

ネットで調べると、なるほどこいつはかなり厄介なヤツで、実はコケではなくシアノバクテリアと呼ばれる細菌の仲間だそうです。
色々な発生原因が考えられる中、水草が根を良く張れる様底砂をかなり厚く敷いているのに因果関係が有るらしい事が浮かび上がって来ました。
どうも分厚い底砂の下では水が動かなくなり有益バクテリアの働きがオーナー同様かなり怠慢になっている様なのです。

しかしこの水槽、4年前にセットアップした時ある仕掛けを施していました。
この事態を予想してか?まるで占い師、はたまた用意周到!宮本武蔵の如く施したその仕掛けとは。
外部フィルターを通ったキレイな水が分厚い底砂の下へ地下水脈として流れ込める様、バイパスを作っていたのです!
何と、、、4年間このバイパスの存在を忘れていました。

水槽の裏にひっそりと有るバイパスの忘れられたバルブをゆっくり、制作以来始めて開いて行きます。
底砂から煙の様に4年間の汚れが黙々と上がって来ました。
がしかし明らかに淀んでいた分厚い地層の下に新しい水の流れが、手応えを感じました。

4年間の汚れで濁った水もバクテリアの働きで一晩たったら透き通り、そしてこれでダメならセットアップし直そうとまで決めてた不死身の藍藻も有益バクテリアの働きに瞬く間に減少!3週間経った今は陰も形も見えなくなりました。

常に流れる自然界の川と違い、人工的な水槽の世界では水が淀みます。
水は流れるモノ。
水槽から学んだ哲学です。

人間の体も水が大半を占めると聞きます。
これからの人生を考える上で大きなヒントをくれたのかもしれない。

水が動くだけでこんなにも違うなんて、、、何だかオシッコに行きたくなって来た


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