2009年7月 2日 (木)

太陽がいっぱい

オレゴンが最高に眩しい、実に美しい季節になりました。

ただ稼ぎ時でもあり、今月在るJazzフェスティバルのリハや結婚式で弾く曲を覚える等々、何だかんだ室内に居る事が多い、、、、しかも今このブログを書いてるし?
仕事前、少し空いたこの時間で最近更新していなかったブログを書こうと思ったのですが、やはりちょっと外に出ます。

小麦色の肌にピカッと輝く白い歯、六つに割れた腹筋、ブ厚い胸に太い腕!
そう、これからのギタリストはシュワルツェネッガーかスタローンか!夢はデカイ方が良いので、まず日焼けから始めます。


| | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年6月19日 (金)

ロックの連中が細い訳

水曜日、レコーディング以外では実に何年ぶりかにエレキギターを弾いて来ました。

El Gauchoで熱い夢を抱きながらウェイターとして働く若いミュージシャン、ライアンとジャスティンは二人とも気合いの入ったロックドラマーです。
以前から彼らに一緒にジャムしてくれと頼まれ、金まで出すと言われいよいよ断れなくなったので二人が借りる練習スタジオに行って来ました。

倉庫街に有るスタジオの中に入った瞬間もう何十年も忘れてた練習スタジオのニオイと雰囲気、アドレナリンが動き出しました!
二人のゴリゴリに組上げられたこれぞロック!まるでジャングルジムの様な二台のドラムキット、そしてこれ又何年も触れて来なかった天高くそびえ立つギターアンプとベースアンプ。アドレナリンが、、、さらに足下にはおびただしい数のペダルが、「そのペダルを使って、ガツンとやってくれ!」
どうだ、結構そろってるだろ?と云わんばかりにライアンが軽くウィンクしている、で足下をボーゼンと眺めていても始まらないので「今回は良いよ!」とペダルを回避しアンプにギターを直結しました。

立ってギターを弾くのも久しぶり、耳栓をして連中に「適当にグルーヴしてくれ!」と言うとジャスティンがスティックでフォーカウント、その次の瞬間ドヒャ〜〜〜ッ!タテノリツインドラムの津波、アドレナリンが一気に沸騰状態!

ドラム二台にギターと云う組み合わせ、これが結構楽しくサウナ状態の中2時間もブッ通しました。
特にライアンはプログレロックバンドで叩いているので変拍子好き、5拍子や7拍子のヘヴィーロック!楽しかったです。

アドレナリンも干上がり、汗だくの3人。
20代二人と久々にロックした40代オヤジがふと思った事は、コイツらEl Gauchoで肉ばっか食ってるくせに引き締まった体してやがる、、、、、この運動量、なるほどロックやるヤツらに中性脂肪という言葉は存在しないんだな、、、と。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年6月15日 (月)

0を感じるとは

数学は得意では有りませんが、嫌いでは有りません。

音楽における時間は数字。全ての拍子は2か3の組み合わせで感じ取れます。
曲が始まったら時間の流れも始まり、テンポに忠実だろうがルバートで自由に演奏しようが2か3です。
5、7、9、11、、、、17等々色々有ります、が結局は2か3。
4半や5半といった中近東の方の発想も有りますが、4+1/2+4+1/2=9拍子。
9も2か3です。

しかし全ては当たり前ですが単純に1で、1が曲の初めから終りまで続く。
ではゼロとは、、、0は始まりか終りか?
思うにその両方。始まりであり終りじゃないかと、曲が始まる直前まではゼロ、始まったその瞬間からもう1。

という事は音楽を弾いたり、聴いたり、感じたりする事の無い時間がゼロ!要するにゼロを感じるって難しい、、、
無に成ろうと森や公園を歩いても風や木など自然界の音、ガキどもの遊ぶ声、結局それらのリズムを感じてしまいます。

2の上で5や7を感じ取るなど、もの凄く高度に細分化したインドの音楽家達。
そのインドの連中が0を発見したと聞きます。
インドでは数学、哲学そして音楽の区別があまり無いそうですが、実に理にかなっている様な気がします。
音楽を愛するが故、深みにハマればハマる程、ゼロが必要だったのかも?

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年6月12日 (金)

千鳥飛行

毎年、庭の壁にビッシリとへばり付くアイビーが実をつけるこの時期、窓ガラスに突如何かがぶち当たります。しかもその鈍い音、何度聞いても驚かされます。

この実を食う為集まる無数の鳥達。
恐らく日本には居ない種で、鳥の中では結構地味な連中でしょう。
連中が一斉に飛び立つその時、超自然現象は起きます。飛び立った中の1〜2羽が何と窓ガラスにぶち当たるんです。
あまりに凄い音がした時があり、庭に出てみると仰向けで気絶してるヤツが居ました。しばらくしたら復活して飛び立って行きましたが、何だこいつら?!とあっけに取られます。

実は元来ヨーロッパにしか存在しなかったこのアイビー、その実を鳥達が食うと人間で言うアルコールの様な毒が鳥の体の中で精製されるそうです。
それにしてもヤツら腹が減ってこの実を食いに来てるんだろうか?

戦後間もなく日本には目つぶし焼酎なるモノが出回ったそうです。
ただそれでも人々は酔っぱらう為、その安い焼酎に手を出したとか、、、あぁ鳥達よ!お前らもか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年6月10日 (水)

長編 「水の流れ」

生徒が座る真横に30ガロン(約120リッター)の水槽が有ります。
「トシ、この中何が居るんだ?」と彼らから良く聞かれました。
ガラスは緑色で覆われ、中は想像の世界。

友人でギタリストのトモさんが家のほぼ倍の水槽(と言うより浴槽)を手に入れた時、あぁ、水槽を掃除しなきゃ、、、と思いつつも怠慢してた所、占いが得意な方にこんな事を言われました。
水槽の手入れをしないと運が悪くなる、かみさんとの事も彼女が魚座で魚を粗末にしたせいだ、、、
占いなど一切信用せず、迷信などには全く影響されない人生を送ってる私は早速、水槽のコケ取り作業に取りかかりました。

さすがに一年以上熟成させた水槽は手応えが有ります。
ガラス面のコケを取り除き、久しぶりに水槽の中を観てビックリ。
プランクトンでも食っていたのか、別れ話の原因かもしれない魚達は意外にも元気、エビなど記憶では5〜6匹入れただけなのに数えきれないまでの家族構成に成っていました。

ここから先は最先端技術の話に移行します。
実はこの水槽、ハイテック水槽で魚というより水草生育用にチューンナップされてます。
例えばCO2タンクがPHメーターと連動し常にペーハーが一定に保たれてるなど、、、
しかしハイテックも怠慢人間の下ではコケジャングルと化します。

水換え、フィルターの掃除、CO2ガスの充填、電気周り、水草のトリミング等々一応見栄えは戻ったのですが、不幸にも藍藻と呼ばれヘドロの様に草や底砂にへばりつくヤツがメインのコケだったらしく、こいつは取っても取っても3日後にはもう涙腺が弱る程の復活劇を見せてくれました。

ネットで調べると、なるほどこいつはかなり厄介なヤツで、実はコケではなくシアノバクテリアと呼ばれる細菌の仲間だそうです。
色々な発生原因が考えられる中、水草が根を良く張れる様底砂をかなり厚く敷いているのに因果関係が有るらしい事が浮かび上がって来ました。
どうも分厚い底砂の下では水が動かなくなり有益バクテリアの働きがオーナー同様かなり怠慢になっている様なのです。

しかしこの水槽、4年前にセットアップした時ある仕掛けを施していました。
この事態を予想してか?まるで占い師、はたまた用意周到!宮本武蔵の如く施したその仕掛けとは。
外部フィルターを通ったキレイな水が分厚い底砂の下へ地下水脈として流れ込める様、バイパスを作っていたのです!
何と、、、4年間このバイパスの存在を忘れていました。

水槽の裏にひっそりと有るバイパスの忘れられたバルブをゆっくり、制作以来始めて開いて行きます。
底砂から煙の様に4年間の汚れが黙々と上がって来ました。
がしかし明らかに淀んでいた分厚い地層の下に新しい水の流れが、手応えを感じました。

4年間の汚れで濁った水もバクテリアの働きで一晩たったら透き通り、そしてこれでダメならセットアップし直そうとまで決めてた不死身の藍藻も有益バクテリアの働きに瞬く間に減少!3週間経った今は陰も形も見えなくなりました。

常に流れる自然界の川と違い、人工的な水槽の世界では水が淀みます。
水は流れるモノ。
水槽から学んだ哲学です。

人間の体も水が大半を占めると聞きます。
これからの人生を考える上で大きなヒントをくれたのかもしれない。

水が動くだけでこんなにも違うなんて、、、何だかオシッコに行きたくなって来た


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月30日 (土)

一個の創造物としての闘い

三大宗教の一つだったでしょうか?「人間は神の創造物だが、完璧ではない」と有ったような、、、
いずれにせよ個人的にですがこの完璧ではないの所、同感です。
しかもそこが人間として生きる喜びなのではないかと。

親アホウドリはヒナの初飛行で海抜1000フィートに有る巣からヒナをプッシュします。
我々もアホウドリのヒナの如くこの世に出て来ました。
完璧ではないが故、常にチャレンジ体勢で居なくては成りません。
目標はそびえ立つ山々の如く、完璧に向かい少しでも前へ!
一つが達成したら又もう一つ、正にこの繰り返しで終りは有りません。
ただそうしてる内に完璧はあり得ない、大事なのはプロセス、生きる姿勢なんだ!と気付きます。

そして今夜、又大事なプロセス、生きる姿勢の達成感を一つ味わいました。休肝日3日連続!3日連続です!!!

この充実した思いで、明日の晩は純米吟醸酒を飲みながら山あり谷ありのこの人生、良くやったと自分を誉めてやろうかと思います。

ふぅ〜ッ!3日か、男を見せたなぁ、、、、

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月27日 (水)

ワイン、花嫁、モスキート

先週の土曜日を皮切りに、本格的結婚式シーズンに入りました。

アメリカでは無い事も無いですが、日本の様な結婚式場としての商売は成り立ちにくい様です。
まず人種のルツボなので色々な宗教が存在してる事。
場所に対してもあまり固定観念が無く、むしろオリジナリティーを求める傾向が強く多種多様な場所が選ばれます。
従って牧師やケイタリングそしてミュージシャンも実に色々な場所に出向いて行きます。

オーソドックスなホテルのボールルームやロビー貸し切りを始め、国立公園の誰も居ない海岸、山の頂上、大草原の中に在るリゾート、ゴルフ場、庭のでかい友人の家、その辺の公園というのも有ります。

しかし最もポピュラーなのは郊外に有るワイナリーでしょうか。
最近ワイン通が話題にするオレゴンワイン。ここポートランド近郊には実に多くの優れたワイナリーが存在します。
その中の一つ、今年多くの結婚式が控えてるガーデンヴィンヤードを紹介します。
http://www.gardenvineyards.com/
ダウンタウンから西へ40分程、だだっ広いアメリカの牧草地を抜けると小高い丘の上に若く美しい夫婦が経営するイタリア風のワイナリーが突然現れます。

先週の土曜日、このワイナリーでシーズン第一弾が有りました。
この日は結婚式ではなく、式を控えたカップルやここで式を挙げたいカップルとその家族、そしてワイン関係者を招待したパーティーでした。
そして太陽に片思いをしてる一ギタリストにとっても、眩しい程美しい景色をバックに弾かせて頂き感謝してます。

ただ強いて言うならもう少し皆さんの前で弾きたかった。
人数が多かったので生け垣の中に隠された私はいつもの様にヤシの木と化して居ました。
がそれと虫除けたいまつの圏外に居た事が相重なり、流木か何かと勘違いした甲虫類に止まり木として利用され蚊にも大もて、National Geographicなひと時でした。

キンカンくれ〜ッ!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年5月22日 (金)

環境に良いギタリスト

昨日、レギュラーのEl Gauchoは代理に弾いてもらいUS Bancorp Tower、ポートランドきっての高層ビルの一室で開かれたイベントで弾いて来ました。

銀行関係者、経営者、弁護士などを招待し、ワインと立食に謎の東洋人が弾くスパニッシュギター!何でやねん?とまぁ良く有る感じのパーティーでした。
やはり男はネクタイ姿が多く色々ビジネスの話でしょうか、かなり盛り上がってました。
要は全米でかなり悪い方の失業率を叩き出してるオレゴン州、経済活性化の為の交流会か?
ミュージシャンが顔を突っ込む事では無いですが、取りあえずまだ芸人に金を使ってくれます。

この様なイベントで心がけている事、まるで観葉植物の様にその場の一部に成りきる事です。
最近では自分ってヤシの木かも?と思えるまで悟りを開きつつあり、その内脇の下に実がなると思います。
あくまでBGM、チューニング以外はCDプレーヤーの如く1時時間から1時間半ノンストップで弾き通します。
面白いのは殆どの人がギターを聴いてませんが感じてくれてます。
軽快なルンバのリズムで弾くと皆声がデカクなり楽しそうに体をリズムに乗せて来て、連中の揺れがフィードバックして心地いいメトロノームに成ってくれます。
で徐々にロマンティックなボレロやバラードなどに移行すると真面目な顔に成ったり、会話の途中でハグしたりする人も現れ不思議な気の流れの様なモノを感じます。
この様に環境の一部と化し彼らをドライブし彼らにドライブされ、正に異次元の世界へと入って行くのです。
がたまにバービー人形の様な金髪の可愛い子が目の前で、しかもギターを聴いてくれる様な事を仕出かすとせっかくヤシの木だったのに、、、あぁ俺ってやっぱ人間だったか、もの凄く気合い入れて弾いてます。

環境に良い金髪美女、居ないのでしょうか?
やはり環境に良いエコな修行を行っている内は人間、ヤシの実はならず、、、人間はヤシの実だっ!

???


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年5月19日 (火)

喋るギター

ナイロン弦は一般的にスティール弦より持ちますが一本のギターを酷使してる為、低音4、5、6弦は毎週変えます。
弦を張り替えながらふと左の指先を見て、弦がスリ減り何故指先は減らないんだ?
それは指先が常にリプレースされてるから。
弦もスリ減ったら勝手にリプレースしてくれたら良いだろうな、、、しかしスリ減った弦細胞の復活には栄養が必要で、夜中に弦が「腹へった〜!」とか言うのだろうか?
これを現代語でキモイと言うのでしょう、自分で張り替える方が良いです。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年5月15日 (金)

Entertainment

アメリカではショービジネスが一大産業です。
しかしこの不況、がさすがのLas Vegasでも厳しい様ですがアメリカの文化なので持ち直してもらいたいモノです。

やはり一般的にギターで生計を立てて行くのは大変で、エンターテイナーとしてこの世界に入り込めた事、本当に感謝してます。
それもアメリカの文化的背景なのでしょうか、結婚式やちょっと値の張るレストラン、ホテルのロビーなどでアメリカ人は実に生演奏を好みます。
お陰で3つのレストランでレギュラーを持たせて頂き、今夜のEl Gaucho(ステーキハウス)はもう8年に成ります。

この世界では色んな事が起り、彼女にプロポーズをする時のBGMに雇われる事も有ります。
弾いてるこっちもドキドキしますが、対外彼女が泣き出してO.K.です。でも一度断られた時が有りました。
ひざまずいて指輪を差し出し固まってる彼の後ろで何を弾けば良いのだろうか、、、迷ったモノでした。

結婚式も年に20近く有るので色んなハプニングが有ります。途中でぶっ倒れる人、酔っぱらって喧嘩してるヤツ、ドレスにロウソクの火が付いた時も有りました。しかし傑作(失礼)は隣が牧場の大きな庭での式。
正に花嫁が登場したその時、一匹のヤギが柵を越え乱入して来ました。タキシード姿でヤギと追っかけっこしてる男ども、相棒と二人でギターを抱えながら「来るなっ!来るなっ!」と叫んでる情けないミュージシャン、映画の様でした。

あァ、華のショービジネス!

| | コメント (6) | トラックバック (0)

«Romance de diablo